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Channel: ほっこり異国暮らし » Japan – Winter 2007-2008
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所変われば品変わる

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一心不乱にスーツケースの片付けをしていたら、キッチンの模様替えをしたくなったり、大型の不用品を捨ててみたり、バスルームも棚の中から床の隅々まで大掃除したくなり、自分を片付け魔に追い込んでいる今日この頃です。 でも自分好みに整理整頓されたピカピカの水廻り(キッチンやバスルーム)は気持ちイイですなぁ。広く使いやすくなって気分スッキリ。 ほっと一息、鮭のあら汁。 ▲中華系スーパーで購入した鮭を下ろして出た 『あら』を利用してお味噌汁に。皮と身と骨の隙間のプルプルしたところ大好き! キャベツ、人参、たまねぎも入ってほっこりしたお味噌汁になりました。 次の日は、ご飯入れて卵を落としておじやに。グフフ。 そういえば、年末年始にドイツ、ポーランドを行き来していた際のニュースとして面白かったのが、ドイツとポーランド間の陸路・海路の出入国管理が撤廃されたということ。 『東西欧州の「国境」撤廃、「シェンゲン協定」を中・東欧9カ国に拡大』 独仏など欧州15カ国は21日、中・東欧9カ国との陸路・海路の出入国管理を撤廃した。欧州域内の約4億人の市民や旅行者が国内移動と同様にパス ポート審査なしで移動できる「シェンゲン協定」の適用範囲を大幅に拡大した。来年3月には空路の国境管理をなくす。東西欧州を隔てた「鉄のカーテン」の消 滅を改めて示した。  同協定の対象には新たにポーランドなどが加入。適用国は英国、アイルランドを除く欧州連合(EU)加盟の西欧13カ国と、EU外のノル ウェー、アイスランドという15カ国から24カ国に広がり、観光・経済に効果が見込まれる。日本人も一度シェンゲン地域に入れば、パスポートを提示せずに 域内を移動できる。 NIKKEI NET(2007/12/23 23:55) つまり。 いままではベルリンから車にてポーランド入りする際、パスポートを提示してスタンプを押してもらう入国審査があったんですが、今回はなにもなく素通り。なので私のパスポート上は、たとえポーランドに滞在したとしても、『ドイツに何月何日に入国した』という記録しか残っていないわけであります。 ということはですよ?変な話、ドイツにビザなしで滞在できる90日間、ポーランドにビザなしで滞在できる90日間、計180日間ヨーロッパにいたとしても、パスポートにはポーランドの記録が残らないっつーわけです。 3月からは空路による入国審査もなくなるってことですが、カナダの厳しい入国審査に慣れてしまった私にとって 『いいのか!それでいいのか!ヨーロッパ!』と叫んでしまいそうになります。一体どうやって外国人のビザ違法を取り締まるんだろ。   例えばドイツのフランクフルト空港の入国審査では。 審査官:『これからどこ行くの?』 私たち:『ベルリン行って、そこからポーランド』 審査官:『おっけー。…日本人かー、ぼくね少し喋られるよ。コンニチハー。えへへ。』 私たち:『あははー!上手上手』 審査官:『じゃ、気をつけてね、ばいばーい(嬉しそうである)』 これでおしまい。滞在日数も帰りの航空券所持の有無さえ聞かない。     一方カナダでは。 今までカナダ人はパスポートなしでアメリカ入国できていたのがパスポートが必要になり、カナダ人がパスポートを作成するのに長蛇の列を作ったというニュースは記憶に新しいはず。そう、ヨーロッパの反対の制度がとられたわけですね。 そして外国人入国審査の厳しいこと! 今回、私のカナダ入国は永住権取得が目的なため、帰りの航空券なし、滞在日数も未記入のまま入国審査に及んだんですが、もちろん相方と一緒に別室に移され、審査官の質問に答えて婚姻証明書を提出して、滞在許可を出してもらったわけであります。 私たちと審査官がしゃべった内容は逐一コンピュータに入力され、私が過去どんな理由でカナダに滞在していたか、どうやって出会ったのか、婚姻日付なども入力されます。 審査官とのやりとりはあくまでも和やかに笑いもありで進むんですが、やっぱり緊張する一瞬なんです。     一方日本でも。 昨年11月からは、テロ対策として外国人が入国する際は、指紋と顔写真の提供が義務付けられました。もちろん相方が昨年末日本入国した際も、指紋と顔写真を撮られてきたそうな。 そして驚いたのが全日空の国内線搭乗券の電子化。元来の磁気航空券ではなく、2次元バーコードをかざして保安検査や搭乗口でのチェックが行われていました。昨年9月から始まったそうですが、なんだかとっても機械的。     この違いはなんなんでしょーね。 国際ニュースに疎い私としては、『ヨーロッパってば太っ腹~!旅行しやすいわー。』という大雑把な感想しか持てませんが。 (←バカ丸出し) 日本、北米、欧州の違いを感じた旅でした。

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